オットマンは空間をラグジュアリーにしてくれる
ラグジュアリーなソファやカウチに合わせて使われるオットマンは、日本でもおなじみのものになってきました。
オットマンという言葉は、元々はオスマン帝国風の背もたれのないソファに由来しますが、今では脚置き(フットレスト)のこと。ソファに腰を掛けてオットマンに脚をのせれば、読書や映画鑑賞、食事の後の語らいなどを快適に過ごせ、至福の時間をもたらしてくれるでしょう。
また、オットマンは脚置きとしてくつろがせてくれるだけではなく、組み合わせたソファの存在感をアップし、ソファでゆったりと過ごすことを連想させます。そのため、時間を楽しむ余裕を与え、部屋全体を豊かな生活をする場所に格上げしてくれます。
そんなオットマンの中でも、レザーのソファとオットマンの組み合わせはオシャレで豪華。
高級ホテルのスィートルームのリビングにいるような気分を味わえます。
レザーの色がブラックやブラウンなどのダークな色であれば、エグゼクティブの香り漂う重厚なコーデになりますし、ホワイトやアイボリー、ライトグレーなどの明るい色なら、クラシックでありながら華やかな気品あるコーデに。
このように高級感を出すには素材が重要。前述のレザーはおすすめなのですが、もしファブリックをお使いになるなら、繻子のような上品な光沢のあるものやベルベットなどの高級感のある生地をチョイスすると、より上質な空間を演出できますよ。
オットマンとソファの色を変えることで洗練を極める
すでにソファを購入していて、オットマンを追加したい場合や、気に入ったソファと同じシリーズのオットマンがないときは、ソファとオットマンの色や素材を変えるコーデを楽しんでみるのはどうでしょう。
ソファの色とオットマンの色を同系色、異素材でまとめると、統一感がありシックなインテリアに。黒や茶色、ベージュといった定番カラーの場合はもちろん、グレー、シャンパンカラー、ホワイトなどのソファも、同系色のオットマンを置くことで、くつろぎ感と高級感を出すことができます。
また、同系色ではなく、インテリアのポイントとなるような鮮やかな色のオットマンをチョイスすると、同系色の組み合わせとは違ったハイセンスな雰囲気をかもし出すことができます。
たとえば
・アイボリーのソファに、ピンクやブルー、ターコイズといった彩度の高い色のオットマンでモダンな印象に
・ブラウンのソファに、グリーンやホワイト、ブルーなどのオットマンで華やかさを足す
・ブラックのソファに、赤やシャンパンカラーなどのオットマンでスタイリッシュさを出す
という具合に、差し色を足してみてはいかがでしょう。
オットマンは存在感のある家具ですが、ソファほどの面積はないため、アクの強い色をインテリアに取り入れたいときにちょうどいいバランスでなじんでくれる優れもの。ですので、インテリアがまとまりすぎたときに、いい味付けになってくれますよ。
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オットマンを使った高級ホテルやブティックのようなインテリア
先ほどのオットマンをインテリアのポイントとなるコーデの延長となりますが、デザイン性の高いオットマンをチョイスしても、高級ホテルのリビングやオシャレなブティックのようなラグジュアリーな雰囲気を出すこともできるんです。
たとえば、オーソドックスなレザー調のL字型ソファに、円形の大型のスツールをオットマンにします。
ソファがシンプルなら、オットマンは多少デコラティブにしても大丈夫。大胆な模様やベルベット素材、パッチワークや刺繍はどうでしょうか。ボタン留めでギャザーがあるものなども良いですね。
オットマンだけが目立ってしまいそう、という場合は、カーテンをはじめ小物や壁のアートに同系色の色を持ってきます。たとえば、オットマンのカバーをカーテンと共布で作り、タッセルで味付けをする。また、同じオットマンをふたつ置くなどしますと、インパクトの強い色もつかいこなすことができます。鮮やかな色の冒険を楽しむときはぜひ参考にしてください。
なお、オットマンは大型のソファやテーブルと違って気軽に取り入れられて、高級感を出すことのできる家具。
ぜひ上手にコーディネートして、高級ホテルのようなインテリアを完成させてみてくださいね。
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